別に私、寂しかったわけじゃないわ。ただ、あんな終わりが許せなかっただけ。
「エルウィン!」
「・・・・・・誰だい?」
「やっぱりエルウィン・・・! こんなところで逢えるなんて・・・
今日は何てステキな日なのかしら」
「・・・・!
・・・リアナ・・・?」
「どうしたの?そんなに驚いて・・・・。うふふ、でも私もびっくりしちゃった」
「・・・・・・」
「リアナ、・・・翼は?」
「ふふ、人に見られると面倒だから隠してるの。あなたもでしょ?」
「・・・そう。
・・・・随分久しぶりだね。短い髪も、良く似合うよ・・・」
「・・・? 私、そんなに長い髪だったかしら?
なんだか良く憶えてないのよ
・・・でも昔のことなんて、どうでもいいことよね・・」
「リアナ!」
「あ、ねえさま!」
「ラーナ・・・」
「エルウィン、暫くぶりね」