「冷たい」?そうかなー。よく笑っていたよ。
耳を撫でる手が、暖かくて優しかったよ
だから俺達、やって来たの
「・・・・・誰だ」
「わー、気づかれちゃったー☆」
「撃たないで!俺達だよー」
「・・・・!」
「ベルフェーv 会いたかったよー」
「来ちゃったよー。びっくりした?」
「・・・・よく俺を探せたな」
「空から探したのー。エアロバイク、乗っけてもらって」
「エアロバイク?」
「すごいんだよー。自分でエアロバイク作ったんだって!ナイトって言うのー」
「ほう・・・会ったのか。 バイクくらい作るだろうな。天才と誉れ高い奴だ」
「えー?ベルフェ、知り合いー?」
「この星の者なら誰でも知っている。首領の片腕だ」
「わー☆そんな風に見えなかったけどー、有名人なんだー」
「首領の片腕で、天才だってー♪ すごいねー」
「・・・どうだかな。 あれは自分の価値を知らん子供だ」
「ベルフェ、いじわるー♪」
「いじわるー♪」
「何とでも言え」
「・・・・ねぇ、ベルフェ。ベルフェはきっと聞かないから言うけど・・・
シロも元気だよ」
「よろしくって言ってたよ」
「・・・・・」
「それよりも、お前たちの寝床を用意しないとな」
「どうしてー?ベルフェと一緒でしょー?」
「無茶を言うな。
隠れ家を一つ提供してやろう。そこに居るといい」
「じゃあ、毎日遊びに来てねー」
「あと、その耳と尻尾は隠しておけ。獣人族は目立つ」
「ウイッグかぶるのー?ベルフェはどんなのがお好みー?
「さらさらー?くるくるー?」
「・・・・・まったく、賑やかなことだ」