すべて秘密裏に行われる取引の中、もうひとつ秘密が紛れ込んだとしても、それは大したことではない。
・・・まあ、彼のようなケースは珍しいのだが。





「報告は聞かせて貰った。君への依頼は3度目だったな。
相変わらず見事な手腕だ」







「これはこれは。
王子自らに賛辞賜るとは、身に余る光栄」


[

「君には一度、直接会ってみたいと思っていた。」

報酬はそこに」


「・・・・ゲームをお望みか?」


「そう、ゲームだ。
君が勝てば、報酬は2倍支払おう」


「私が勝てば、一夜、私の遊びに付き合って頂く」




「そういった趣味をお持ちだとはね」


「どういった趣味と理解したかは知らんが、よく考えて応えたほうがいい。
決して安いものでは無いよ」





「お受けしよう」



† † †


「・・・あと2手でチェックメイト」




「・・・・・・・」




「そちらの勝ちだ」



「・・・・・・・。
では、約束のものを頂こう。
異存は無いかね?」


「無論。
・・・・・どうぞお好きなように」




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