「いや、いらない。
あいつだって今、同じ痛みを感じてるんだ。」
「100年、あいつが生き延びたら、迎えに行ってやろう。
くくく・・・あのキレイな心はそのままだろうか。
それとも・・・」
「瞳の交換だけではそんな傷はつかない。
波長を相手に合わせたな、アリアン」
「いくら何でもあのまま放り出したら、あいつ、すぐ死んでしまうだろ。
半分貰ってやったんだ。・・・これからもな」
気づいているんだろうか。その気持ちの意味を。
「・・・その相手が君にとって、運命の相手であらんことを」
「あんたの運命の相手は、俺じゃないんだろ?」
「ちがう。
じゃあ、俺はもう行くよ」
「ふん・・・相変わらずだな。俺は少し眠る。
おやすみのキスは?エル」
「君の幸せを祈っているよ・・・」
「元気で。またいつか」
「・・・・。まぁ、楽しみが出来たしな。
あんたのことはあきらめてやるよ・・・エル」